北インド料理とイスラム文化(ムガール帝国)

インド料理の起源は、紀元前に現在のパキスタンやバンクラデシュを含むインド圏と呼ばれた地域で料理に使うスパイスは、
ターメリックや黒こしょうぐらいでした。

その後16世紀にこしょうを求めてインドに到着したバスコダーガマらが中南米原産の唐辛子を伝え、
16世紀〜19世紀に北インドで栄えたイスラム王朝であるムガール帝国が彼らの食文化をもたらした事でインド料理は劇的に変化、
そしてこの2つの出来事が現在のインド料理を築きました。

ムガール帝国アクバル大帝はイスラム教徒以外のヒンドゥ教徒との融和をはかってきたのでヒンドゥ教が神聖とする牛肉のほか豚肉、
魚を使ったメニューはなく、羊肉と鶏肉の料理が圧倒的に多いのです。
なのでムガール帝国の文化の影響を受けた北インドの料理は、羊肉や鶏肉、
カシーナッツやアーモンドなどのナッツ、パニール、ギー、クリームなどの乳製品を使った
カレー窯焼きのタンドール料理などが名物です。

主食は小麦でナンやチャパティパラタなどお米は香りの良いバスマティライスを食します。
スパイスはシナモン、クローブ、クミン、コリアンダー、カルダモン、ガラムマサラを良く使用します。
現在日本をはじめ海外のインド料理店は、北インド料理をメインにした方が大多数なので
海外ではインド料理の中で一番有名かもしれません。


プルワリは、北インド料理を気軽にお召し上がりいただけるレストランです。
スパイスをたっぷり、しかもしっかり使い分けた、濃厚な味わいの本当の北インド料理をお召し上がりいただけます。

また、ほとんどのメニューがハラールですので、ムスリムの方でも安心してお召し上がりいただけます。
(ハラールについての当店の取り組みはこちら)

創業時からずっと変わらないプルワリのシェフ、ザキルはもちろん北インド出身。
店主のわたしと一緒に開発したインド式カレーうどんや、
地元のお野菜たっぷりのスープカレーなどもご好評をいただいております。

また、化学調味料などは一切使用しておりません。
どうぞ安心して心ゆくまでお楽しみください。